このタイトルでブログを書くまで、半年近くの時間がかかりました。

タイトル通りの記事内容になります。ショッキングな内容も含みます。生々しい写真・動画は掲載しませんが、文章だけでも衝撃的な内容になりますので、ご注意ください。

我が家には、愛しいチンチラが2匹いました。虎千代と梵天丸です。

でも今は、梵天丸はチンチランド(チンチラ達にとっての天国)に行ってしまいました。3歳になったばかりの、2022年10月24日の出来事でした。

原因は、タイトルにあります通りチンチラ同士の喧嘩です。

8ヶ月もの間、いつもひっついて行動し、仲良く暮らしていた2匹の間で、一瞬の間に起きた喧嘩でした。

私はこれまで、チンチラ同士の喧嘩で怪我をしたという話は聞いたことがあっても、死んだり、死ぬような怪我を負ったりという話は聞いたことがありませんでした。

だから、獣医さんやブリーダーさんにも相談した上で、虎千代と梵ちゃんを同居させていました。

それがこんなことになるとは、夢にも思っていませんでした。

この後詳細を書き記しますが、私は、虎千代と梵天丸を出会わせたことは全く後悔していないことを先にお伝えさせてください。

彼らは、世界一の親友で、兄弟でした。

それは、2人を1番そばで見てきた私だから断言できることです。

梵ちゃんに何があったのか、少しでも多くの人に知って欲しくてこの記事を書きます。

時系列

10/23 12:00

外出先(隣県)にてペットカメラ越しに虎千代・梵天丸を確認。問題無し。

10/23 13:30

外出先(隣県)にてペットカメラ越しにケージ内に血痕、梵天丸の抜け毛(大量)を確認。

虎千代、梵天丸の姿は見えず。(死角のため)

10/23 14:15

自宅にいる同居人と連絡がつく。

虎千代は元気そうだが鼻と手に血が付いていることを確認。

梵天丸はハウスに篭っており姿が見えない。

同時刻にかかりつけに電話、15時から緊急で予約を入れる。

10/23 14:30

自宅到着。

虎千代は同居人からの報告通りであることを確認。

ハウス内に閉じこもっていた梵天丸は全身怪我だらけ、血だらけで自力で動けない状況。

同行してくれたブリーダーさんの指示によりとにかく暖めながら病院へ。(体温がとても下がっていた)

10/23 14:45

病院到着。

緊急で処置室へ連れていかれる。

10/23 15:00

診察室へ。

梵天丸にできる限りの処置を全て行なってもらうよう依頼。

梵天丸は酸素吸入、静脈点滴による脱水症状・貧血の改善、保温等を行った後、怪我の処置に入ることを説明される。

入院での治療が開始され、梵天丸と一旦お別れ。

正直号泣していたため記憶が曖昧。

10/23 15:30

虎千代を連れて帰宅。

ケージ内が事件現場状態で血や抜け毛だらけのため、ほとんど全てのものを捨て、掃除を行う。

掃除の9割は同行してくれた友人が行った。

10/23 17:00

ステップ、ハウス類をほぼ全て捨てたため、新しいものを買うためにペットショップへ。

10/23 18:45

病院に電話。梵天丸の様子を聞く。

「静脈点滴をしようと思ったが、脱水が酷すぎて静脈点滴不可のため、一旦皮下点滴にて補液を入れた。梵天丸は何度か自力で体勢を変えており、ショ糖水も自ら飲もうとするなど、少し回復傾向が見られるが、油断はならない」とのこと。

少し安心すると同時に、また号泣。

10/24 6:00

飼い主、目覚ましより早く目が覚める。

深夜に何かあった場合、9時に連絡が来るため、ソワソワしながら既に待機。

10/24 8:50

病院から着信。

梵天丸が早朝に眠るように息を引き取ったとの話を聞く。

10/24 14:30

午後の診察時間の1番最初に病院へ。

梵天丸と再会。

亡くなった時間を聞くと、6時頃とのこと。

10/24 15:00

帰宅。

10/25 15:00

火葬。

上記は、梵ちゃんが亡くなった日の夜に私が書いていたメモをそのまま転載したものです。

読みづらい箇所もあるかと思いますが、当時の記憶を薄れさせないためにあえてこのまま掲載します。

梵ちゃんの怪我

梵ちゃんに起きたことは以下の通りです。

  • チンチラ同士の怪我で負傷
  • 全身の噛み傷、出血、脱毛あり
  • 治療するも出血多量・循環器系のダメージにより死亡した

診察室に送り出したあの時が、生きたぼんちゃんを見る最後の機会になろうとは想像もしていませんでした。

虎千代の怪我

一方で虎千代は、下唇に裂傷があるのみで、大きな怪我はありませんでした。

ただ、大好きな梵ちゃんがいなくなったショックから、1週間ちょっと食欲が半減し、部屋んぽも普段通りには出来なくなってしまいました。(現在回復済み)

喧嘩の原因

誰にも分かりません。

分かったとしても、どちらが喧嘩を仕掛けたとか、そういうことは起きてしまったことから見れば些細なことです。

ただ、結果を見ると、虎千代が梵ちゃんを怪我させたんだ!とだけ感じる方がいるかもしれませんが、そうでは無いです。

私が駆けつけた時、虎千代は梵ちゃんを必死に守り、飼い主に強く威嚇しました。普段の虎千代なら絶対しない行為です。

感情豊かで頭のいいチンチラのやったことなので、必ず何か理由があります。

虎千代の怪我が少なかったのも、梵ちゃんが敢えて反撃しなかったのだと思っています。

気が小さいのが梵ちゃんで、何も気にしないのが虎千代だったので、梵ちゃんにも虎千代にも、2匹にしかわからない事情があったのだと、思っています。

心配してくださった沢山の方へ

梵ちゃんが亡くなってから、5ヶ月が経ちました。

この5ヶ月、会話の途中で梵ちゃんのことを思い出して泣いたり、突然Twitterで爆発したように梵ちゃんへの思いを叫び始めたり、いろんな形で様々な方にご心配・ご迷惑をおかけしました。

呆れずに付き合ってくれてありがとうございます。

まだまだ自分の中で受け入れられていないことだらけですし、きっと梵ちゃんの死を乗り越えることはできません。というか、乗り越える気がありません。

ずっと引きずって生きていくと決めました。

この記事を書いていても涙が止まりません。

でも、私は大丈夫です。

梵ちゃんがくれた思い出があります。

一緒に悲しんでくれる虎千代と天ちゃんがいます。

とらぼんてんは永遠に、です。

それに、梵ちゃんはまだ私の近くにいてくれます。

先日も、家の中で梵ちゃんの気配を感じました。

梵ちゃんがいるのに嘆き続けるのも変な話なので、少しずつ前を向いていきます。

梵ちゃんの死について書きたいことはまだまだあります。

めちゃくちゃ立派な葬式をしたこと。

人生初の仏壇を買ったこと。

虎千代がどれだけ悲しんだのか。

それを見ていた天ちゃんまでも体調を崩したこと。

おいおい記事にします。

梵ちゃんへ

梵ちゃんがいなくなってからもう5ヶ月。まだ5ヶ月。

いつか梵ちゃんが生まれ変わりたいと思ったら、また私のところに来てね。

生まれ変わりたくなかったら、チンチランドで待っててね。

必ず迎えにいきます。

ずっと大好きです。