あけましておめでとうございます!
チンチラの虎千代と遊ぶことに夢中になりすぎてブログ更新を怠っているうちに、年が明けてしまいました。
2022年1月10日。
これは、虎千代が我が家にやってきてちょうど3か月の日です。
そんなめでたい日に、更なるめでたい出来事が重なりました。
新しい家族が増えたのです!
やってきたのは、スタンダードグレーのチンチラくん、約2歳。
1匹目の虎千代はペットショップでお迎えしましたが、2匹目は里親募集に名乗りをあげ、我が家に里子として迎え入れました。


過去記事にも書いたのですが、2匹目はブリーダーさんに相談して、虎千代と相性の良い子をお迎えしたいな~なんて考えていた私が、何故、里親という形でお迎えするに至ったのか。
ペットの種類を問わず、生体の迎え入れを考えている人に届いてほしいという願いを込めて、この記事を書きます。
きっかけは“捨てチンチラ”
チンチラ飼いでTwitterをされている方はきっと目にしたであろう、衝撃的なツイートがありました。
「マンションのゴミ置き場にチンチラがいたため、保護している。」
保護したのは、マンションの管理会社の方(多分)のようでした。
保護主さん宅にうさぎがいたため、すぐに飼育環境を整えてもらえたようでしたが、もし発見が遅かったらとゾッとしたのが記憶に新しいです。
その後、そのチンチラが飼い主さんの元に戻れるのか気がかりで、保護主さんのツイートを追っていました。
もし虎千代が失踪したら、狂ったように泣き叫んびながら、ありとあらゆる手段を使って捜索するだろうとわかっていたので、このチンチラの飼い主さんもきっと気が気でないと思ったのです。
しかし、現実は違いました。
結果として、飼い主さんは見つかり、飼い主さんの元にチンチラは帰ることになりました。
でも、逃げてから戻るまでの経緯は、想像もできないようなひどいものでした。
逃げないだろうとおもい、部屋んぽ中に窓を開け、掃除をした際に逃げてしまったこと。
いなくなったのに気づいたのは翌日であったこと。
一度、保護主さんから「チンチラを保護しているが心当たりはないか」と聞かれた際に「知らない」と返答したこと。
探しても見つからないから死んだと思っていた、と保護主さんに伝えたこと。
全てが信じられないと同時に、こんな目に合わせるくらいなら私が面倒見るのに!という思いを抱きました。
この出来事がきっかけで、チンチラの里親募集に興味を持ったのです。
里親募集されているチンチラはどんな子?
私はTwitter、ジモティー、ペットのおうちの3ヶ所で里親募集されているチンチラを探しはじめました。
どんな経緯で里親募集するの?
募集に至った経緯は、飼い主の引っ越し・アレルギー・先住チンチラとの相性が悪かったといった理由が大半でした。
引っ越し先については、飼い主の勝手だなぁと呆れました。海外に引っ越ししなくてはならず、法律上連れていけないというのは仕方ないにしても、引っ越し先にペット不可賃貸を選んだのは飼い主の都合でしかなく…。
アレルギーはある日突然発症することもあるみたいですし、いくら事前に検査をしても発症は防げないものです。
私もアレルギー体質で色々と辛い目にあってきていますが、チモシーも砂も平気です。
何故なら強めのアレルギー薬を毎日飲んでいるから。
この辺の話は後日ブログにまとめますが、今年は鼻の粘膜を焼き切る処置もして、万が一にもチモシーや砂でアレルギー反応が出ないようにする予定です。
先住チンチラとの相性が悪かったから里親募集しますは言語道断。ありえない。2匹目隔離しても飼える環境に無いのにどうしてお迎えしたの…。
意外に思ったのは、繫殖させすぎちゃいました~系の募集がほとんどなかったことです。チンチラは1度の出産数が少ないからでしょうか。
里親募集されている子の特徴は?
里親募集されているチンチラは、カラー・性別共に偏りが少なかったように思います。
年齢に関しては、生後半年くらいの子から7歳以上の子も見かけました。年齢も様々ですが、1~3歳の子が中心です。
私、チンチラの里親になります!
人生初の里親募集はドッキドキ
そんなこんなでチンチラの里親募集を眺めていました。
どうやらチンチラの里親募集は人気らしく、1匹の募集に対して30件以上も申込みがあるのが当たり前です。
調べれば調べるほど、
私が里親にならなくても不幸なチンチラはでないかな?
みんな里親きまるよね?
なんて思うようになってしまって、里親募集サイトを見に行く頻度が落ちていました。
そんななか、Twitterにチンチラの里親募集ツイートが流れてきました。三連休の初日のことです。
募集主さんは海外に引っ越した友人に託されたものの、家に犬がいて一緒に飼えないと判断、里親募集をしたそうです。
募集地域が遠かったため、あ~この子の力にはなってあげられないかぁ、と諦め……
そこで終わるはずが…気付いたらひさしぶりに里親募集アプリ「ペットのおうち」を開いていました。
検索ワードに「チンチラ」と入力。
当時、里親募集に出ていたチンチラは2匹。
のちに私の家にやってくることになる、スタンダードグレーのチンチラくんと、ブラックベルベットの男の子でした。
どちらも可愛い…と思いつつも、惹かれたのはスタンダードグレーのチンチラくん。まん丸のお目目にギュンッとしました。
募集地域と私の居住地も一致します!
これは!運命!
そんなことを思った矢先、よくよく画面を見ると…「応募数42件」しかも、募集開始は1週間以上前でした。
これはもう里親決まってて、お迎えの日取り決めてる段階だろうな……
そう思いながらも、募集要項を読み、応募者フォームを埋める手は止まらず……
気付いた時には正式に里親に立候補していました。
可哀想なチンチラを救いたい!
そんなことを思っていたはずが、結局は、自分が可愛い!この子だ!と思った子の里親に立候補したので、崇高な想いみたいなのはどこかへすっ飛んでいきました。
ちなみに、募集経緯はチモシーアレルギー。空気清浄機を変えたり試行錯誤してもよくならず、泣く泣くの募集とのことでした。
返ってきたお返事は…⁉
応募フォームの項目にどの程度詳しく答えるべきなのか迷いつつ、嘘偽りなく全ての項目を丁寧に埋めました。
募集数も多いし、募集開始から時間が経っていたこともあり、返事がなくても仕方ないと思いつつもソワソワと返事を待っていました。
返事が返ってきたのは、応募から4時間後のことでした。
ドキドキしながらアプリを開きます。
『はじめまして。ご連絡ありがとうございます、
お話が進んでいた方がいたのですがそちらの方はチンチラを飼育したことがなく虎御前さんが元々チンチラを飼育されていること、そして、Instagram Twitterをされているとのことで、これからも成長が確認できる、安心してお渡しすることができるのかな、と思い、ご連絡させていただきました!
差し支えなければTwitter Instagram教えていただけたら嬉しいです^^
よろしくお願いします!』
読み進めながら、大きくガッツポーズ!
一気にお迎えに近づきました。
その後、2往復ほどのやり取りを経て、正式に里親に決定し、受け渡し日は2日後、三連休の最終日となりました。
とてもとても急展開で、ずっと緊張してる感じの数日でした!
ペットの里親募集に思うこと
お迎えしたチンチラの名前は梵天丸(ぼんてんまる)に決定しました。

正式な生年月日は分かりませんが、大体2歳ちょっと位とのこと。
我が家の子になったからには、きちんと誕生日も制定してあげたかったので、誕生日は2019年10月10日としています。
10月10日は虎千代のお迎え記念日でもあるので、おめでたい日におめでたい日を重ねたというわけです。
梵天丸は、前の飼い主さんと約2年間を共に過ごしてきました。
それでも、今はもう私の大切な息子です。
虎千代にしてあげたのと同じように、名前を付けてあげたいと思い、お迎えに行く前日に友人に相談しつつ、名前を決めました。
ここからがこのブログの本題。
飼い主とペットの関係性は人それぞれです。
それでも、ペットには命があります。人間と同じように、生きています。
チンチラの虎千代と暮らし始めてたったの3ヶ月半しか経っていませんが、虎千代は私の大切な息子です。
虎千代のチラ生(人生的な)が素晴らしいものになるか、最低なものになるか。
それは全て、私にかかっています。
私は、何があっても虎千代を手放すつもりはありません。
梵天丸も、私の大切な息子です。
梵天丸のことも、絶対に幸せにしてみせるし、手放すつもりはありません。
もし私が大きな怪我をしても、病気をしても、友人や家族、親戚に頭を下げて、どうにか虎千代と梵天丸との生活を続けられるようにします。
私は、それがペットの終生飼育だと思っています。
ペットと飼い主の距離感、接し方は人それぞれ。
でも、絶対にずっと一緒にいる。
どんな経緯で迎えたとしても、飼うと決めた以上絶対にそうあるべきだと思っています。
しかし、世の中にはそうでない人もいるようです。
私には信じられないことですが、引越しや生活環境の変化や、人間の努力でどうとでもなる問題を、ある一定のところで諦めをつけて、「やむを得ない事情」として、ペットを手放す選択をする人がいます。
その考えを捨てさせることは私にはできません。
でも、たとえ短い期間だとしても、あなたのペットだった子に、次のおうちを、次こそは最期まで安心して暮らせるおうちを用意してあげることは、してあげてほしい。
捨てるくらいなら、死なせるくらいなら、里親募集をしてほしい。
理想は、里親募集なんてせずとも、全てのペットが迎え入れられた家で終生飼育されることです。
でも、その理想が叶わないのであれば、せめて里親を探して欲しいのです。
そして、今から新しくペットを飼おうとしている人も、選択肢のひとつとして、里親になるということを考えてみてほしいです。
やりとりがめんどくさかったり、病気やトラウマ持ちの子だったり、高齢だったり、里子に出ている子は、特殊な事情を持っている子もたくさんいます。
けれど、ペットショップに訪れるのと同じように、里親募集を探してみてください。
あなたの運命はそこに居るかもしれません。
里親募集出迎えた我が子は、今日も元気に部屋をかけまわり、私の生きる糧になってくれています。
