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見よ!このモフモフ!
ふわふわで可愛いんですけど、絡まりがひどいのでカットしました✂️
まあ、夏だしね。
サマーカット、自宅版です。

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約1時間半でカット完了。
両手に収まらない量の毛が集まりました。
顎周り、お腹、尻尾のサイドあたりは危ないなと嫌がるのとでカットしていませんが、それ以外は大体ハサミ入れて、カット毛をコームで回収しました。
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カット後。
3回りくらい小さくなった。
最近、体重は変わらないのに太って見えてたのは、毛が広がりすぎてたんだなと納得。
カット後の天ちゃんは白くなります。
スッキリして涼しくなったかな?

3回くらい飼い主のことを噛もうとしてたので、ずいぶん我慢してくれてたみたい。
天ちゃんが嫌がることなく、もっと綺麗に、短時間でカットできるようになるのが目標です。
誰か弟子入りさせてくれ〜〜。

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このタイトルでブログを書くまで、半年近くの時間がかかりました。

タイトル通りの記事内容になります。ショッキングな内容も含みます。生々しい写真・動画は掲載しませんが、文章だけでも衝撃的な内容になりますので、ご注意ください。

我が家には、愛しいチンチラが2匹いました。虎千代と梵天丸です。

でも今は、梵天丸はチンチランド(チンチラ達にとっての天国)に行ってしまいました。3歳になったばかりの、2022年10月24日の出来事でした。

原因は、タイトルにあります通りチンチラ同士の喧嘩です。

8ヶ月もの間、いつもひっついて行動し、仲良く暮らしていた2匹の間で、一瞬の間に起きた喧嘩でした。

私はこれまで、チンチラ同士の喧嘩で怪我をしたという話は聞いたことがあっても、死んだり、死ぬような怪我を負ったりという話は聞いたことがありませんでした。

だから、獣医さんやブリーダーさんにも相談した上で、虎千代と梵ちゃんを同居させていました。

それがこんなことになるとは、夢にも思っていませんでした。

この後詳細を書き記しますが、私は、虎千代と梵天丸を出会わせたことは全く後悔していないことを先にお伝えさせてください。

彼らは、世界一の親友で、兄弟でした。

それは、2人を1番そばで見てきた私だから断言できることです。

梵ちゃんに何があったのか、少しでも多くの人に知って欲しくてこの記事を書きます。

時系列

10/23 12:00

外出先(隣県)にてペットカメラ越しに虎千代・梵天丸を確認。問題無し。

10/23 13:30

外出先(隣県)にてペットカメラ越しにケージ内に血痕、梵天丸の抜け毛(大量)を確認。

虎千代、梵天丸の姿は見えず。(死角のため)

10/23 14:15

自宅にいる同居人と連絡がつく。

虎千代は元気そうだが鼻と手に血が付いていることを確認。

梵天丸はハウスに篭っており姿が見えない。

同時刻にかかりつけに電話、15時から緊急で予約を入れる。

10/23 14:30

自宅到着。

虎千代は同居人からの報告通りであることを確認。

ハウス内に閉じこもっていた梵天丸は全身怪我だらけ、血だらけで自力で動けない状況。

同行してくれたブリーダーさんの指示によりとにかく暖めながら病院へ。(体温がとても下がっていた)

10/23 14:45

病院到着。

緊急で処置室へ連れていかれる。

10/23 15:00

診察室へ。

梵天丸にできる限りの処置を全て行なってもらうよう依頼。

梵天丸は酸素吸入、静脈点滴による脱水症状・貧血の改善、保温等を行った後、怪我の処置に入ることを説明される。

入院での治療が開始され、梵天丸と一旦お別れ。

正直号泣していたため記憶が曖昧。

10/23 15:30

虎千代を連れて帰宅。

ケージ内が事件現場状態で血や抜け毛だらけのため、ほとんど全てのものを捨て、掃除を行う。

掃除の9割は同行してくれた友人が行った。

10/23 17:00

ステップ、ハウス類をほぼ全て捨てたため、新しいものを買うためにペットショップへ。

10/23 18:45

病院に電話。梵天丸の様子を聞く。

「静脈点滴をしようと思ったが、脱水が酷すぎて静脈点滴不可のため、一旦皮下点滴にて補液を入れた。梵天丸は何度か自力で体勢を変えており、ショ糖水も自ら飲もうとするなど、少し回復傾向が見られるが、油断はならない」とのこと。

少し安心すると同時に、また号泣。

10/24 6:00

飼い主、目覚ましより早く目が覚める。

深夜に何かあった場合、9時に連絡が来るため、ソワソワしながら既に待機。

10/24 8:50

病院から着信。

梵天丸が早朝に眠るように息を引き取ったとの話を聞く。

10/24 14:30

午後の診察時間の1番最初に病院へ。

梵天丸と再会。

亡くなった時間を聞くと、6時頃とのこと。

10/24 15:00

帰宅。

10/25 15:00

火葬。

上記は、梵ちゃんが亡くなった日の夜に私が書いていたメモをそのまま転載したものです。

読みづらい箇所もあるかと思いますが、当時の記憶を薄れさせないためにあえてこのまま掲載します。

梵ちゃんの怪我

梵ちゃんに起きたことは以下の通りです。

  • チンチラ同士の怪我で負傷
  • 全身の噛み傷、出血、脱毛あり
  • 治療するも出血多量・循環器系のダメージにより死亡した

診察室に送り出したあの時が、生きたぼんちゃんを見る最後の機会になろうとは想像もしていませんでした。

虎千代の怪我

一方で虎千代は、下唇に裂傷があるのみで、大きな怪我はありませんでした。

ただ、大好きな梵ちゃんがいなくなったショックから、1週間ちょっと食欲が半減し、部屋んぽも普段通りには出来なくなってしまいました。(現在回復済み)

喧嘩の原因

誰にも分かりません。

分かったとしても、どちらが喧嘩を仕掛けたとか、そういうことは起きてしまったことから見れば些細なことです。

ただ、結果を見ると、虎千代が梵ちゃんを怪我させたんだ!とだけ感じる方がいるかもしれませんが、そうでは無いです。

私が駆けつけた時、虎千代は梵ちゃんを必死に守り、飼い主に強く威嚇しました。普段の虎千代なら絶対しない行為です。

感情豊かで頭のいいチンチラのやったことなので、必ず何か理由があります。

虎千代の怪我が少なかったのも、梵ちゃんが敢えて反撃しなかったのだと思っています。

気が小さいのが梵ちゃんで、何も気にしないのが虎千代だったので、梵ちゃんにも虎千代にも、2匹にしかわからない事情があったのだと、思っています。

心配してくださった沢山の方へ

梵ちゃんが亡くなってから、5ヶ月が経ちました。

この5ヶ月、会話の途中で梵ちゃんのことを思い出して泣いたり、突然Twitterで爆発したように梵ちゃんへの思いを叫び始めたり、いろんな形で様々な方にご心配・ご迷惑をおかけしました。

呆れずに付き合ってくれてありがとうございます。

まだまだ自分の中で受け入れられていないことだらけですし、きっと梵ちゃんの死を乗り越えることはできません。というか、乗り越える気がありません。

ずっと引きずって生きていくと決めました。

この記事を書いていても涙が止まりません。

でも、私は大丈夫です。

梵ちゃんがくれた思い出があります。

一緒に悲しんでくれる虎千代と天ちゃんがいます。

とらぼんてんは永遠に、です。

それに、梵ちゃんはまだ私の近くにいてくれます。

先日も、家の中で梵ちゃんの気配を感じました。

梵ちゃんがいるのに嘆き続けるのも変な話なので、少しずつ前を向いていきます。

梵ちゃんの死について書きたいことはまだまだあります。

めちゃくちゃ立派な葬式をしたこと。

人生初の仏壇を買ったこと。

虎千代がどれだけ悲しんだのか。

それを見ていた天ちゃんまでも体調を崩したこと。

おいおい記事にします。

梵ちゃんへ

梵ちゃんがいなくなってからもう5ヶ月。まだ5ヶ月。

いつか梵ちゃんが生まれ変わりたいと思ったら、また私のところに来てね。

生まれ変わりたくなかったら、チンチランドで待っててね。

必ず迎えにいきます。

ずっと大好きです。

アメリカンファジーロップの天ちゃんの鬱滞記録、その2です。

その1はこちらをどうぞ。

https://torachiyo-gokuraku.com/tennpura-uttai1/

発症3日目:初回診察帰宅後

レントゲンの結果、鬱滞と診断されて帰宅。

水分補給のための点滴と、鬱滞治療のための注射を病院でしてもらいました。

翌日も病院に連れてくるよう指示されていたので、自宅での投薬はありません。

病院から帰宅した、このタイミングが天ちゃんは1番調子が悪かったです。

うんちは普段より遥かに小さな、直径2~3mmのものを数粒しただけで、

大好きな部屋んぽもしようとせず、ケージに閉じこもっていました。

ポーズもなんだかお腹が痛そう……。

お尻をくいっと上げて、腹ばいになっていました。

この日食べたのは、にんじんの葉っぱを数本と、ローズヒップの実ひとつです。

お水も全く飲まなかったので、病院で点滴してもらっててよかった、と心から思いました。

食事内容
  • 朝の牧草:手付かず
  • 朝のペレット:手付かず
  • おやつ:にんじんの葉っぱ、ローズヒップの実
  • 夜の牧草:手付かず
  • 夜のペレット:手付かず
  • 水:飲まず

発症4日目:2度目の通院

夜間、やはり何も飲みもせず、食べもしなかった天ちゃん。

鬱滞の恐ろしさを感じます。

あんなに大好きだったペレットに見向きもせず、ケージから出ようともしません。

夕方までハラハラしながら様子を見て、仕事終わりにバタバタと病院に連れて行きました。

前日の病院から24時間の間にした、天ちゃんの全てのうんちを集めて持って行ってみました。

先生にうんちを見せると……

あ〜!これは少ないね!よし、今日から強制給餌頑張ろうか!

言葉としては知っていたし、鬱滞になったときによく取られる手段だということも充分に理解していましたが、飼い主はドキドキです。

なにせ、天ちゃんは抱っこが嫌いなパワー系レディ。

大人しく捕まえられて、ご飯を口に入れられるなんて、耐えられないと思ったからです。

やってみせますね〜!

昨日と同じ点滴と注射をしたのち、強制給餌のレクチャーが始まります。

バスタオルで手早く天ちゃんを包んで、口にシリンジを突っ込んで、どんどん強制給餌をすすめる先生。

天ちゃん、うちだと絶対保体させてくれないと思う……という予想は見事に当たりました。

左から順に、薬用シリンジ、飲み薬、強制給餌食(粉末)、強制給餌食(ドロドロ)

病院から帰宅して、しばらく天ちゃんを休憩させたあと、強制給餌食を準備します。

先生には、3.5mlのシリンジ5本分がノルマで、もし天ちゃんがたくさん食べるようなら食べられるだけ与えていいと言われていました。

しかし、嫌な予想はあたるもので……

抱っこが嫌いな天ちゃんは逃げて逃げて逃げまくります。

そしてそれを追いかける飼い主。

隙見てはバスタオルに包もうとする→逃げられるを繰り返した結果、天ちゃんはブチギレモードに……。

椅子の下に立て篭もり、私が少しでも手を伸ばそうとしたら大口を開けて噛みつき体勢にはいるようになってしまいました。

2時間近く格闘して、食べさせられたのは3.5mlのシリンジ2本分。

ノルマクリア、失敗!

どうしよう、ご飯足りないよね……とオロオロする飼い主。

天ちゃんにブチギレられて心にも傷を負っています。辛い。

見かねた同居人が天ちゃんにチモシーの極みを差し出したところ、10本近くポリポリと食べてくれたので、この晩の強制給餌は終了しました。

食事内容
  • 朝の牧草:手付かず
  • 朝のペレット:手付かず
  • おやつ:チモシーの極み10本
  • 夜の牧草:手付かず
  • 夜のペレット:手付かず
  • 水:飲まず
  • 強制給餌:3.5ml×18本

発症5日目:少しずつ回復?

強制給餌の代替となる方法や、病院とは違った視点からの鬱滞に対するアドバイスをいただくため……

うさぎのしっぽ柴又店に行きました!

うさぎのしっぽは、柴又店、オリナス錦糸町店、レイクランド店と複数箇所に行ったことがありますが、どこの店舗の店員さんもとても親切で、丁寧なアドバイスをくださります。

今回もきっといいアドバイスがもらえるのでは!?という予想は当たり、この日から天ちゃんは自力でご飯を食べるようになっていったのです!天才!

店員さんに頂いたアドバイスとは、うさ団子を作ること!(モンハンライズのうさ団子ではありませんよ!)

うさ団子とは

うさ団子とは、強制給餌食を団子状にしたものです。

今回は、食欲が落ちているため、味に工夫を凝らしました。

材料

  • 強制給餌食(ライフケア等の粉末状フード)
  • 小動物用粉ミルク
  • おやつ(無くても🙆‍♀️)
  • 100%果実ジュース(無くても🙆‍♀️)

作り方

  1. 強制給餌食の粉末と水(もしくは100%果実ジュース)を2:1くらいの割合で混ぜます。
  2. 小動物用粉ミルクを小さじ1程度加えて混ぜます。
  3. 小さく切ったおやつ(乾燥パパイヤなど)を混ぜます。
  4. 直径1.5〜2cm程度の大きさに丸めます。
  5. 完成!
うさ団子

うさ団子のいいところは、ミルクや果物ジュース、おやつの甘味によって、うさぎさんの食欲を刺激し、自発的な食事を促せるところです!

食欲が落ちている子は栄養も足りていない状態なので、小動物用粉ミルクによって栄養も補えます。

「強制」給餌が嫌、保定をさせてくれない!といったうさぎさんにはとても良いと思います。

まあこれは、食べてくれらば、の話。

お団子を食べてもらえなかった場合、飼い主がただ創作料理を作っただけの人になってしまいます。

しかし、天ちゃんの前にうさ団子を置くと……食べ始めました!!

ガツガツとすぐに1つ食べ終わりました!

3つ全てを食べ終わるまでにかかった時間は30分ほど。

ゆっくりと、しかし確実に自力で食事をしてくれました!

うさ団子による食事であれば、拘束されるストレスを天ちゃんが感じることもなく、飼い主も、天ちゃんに嫌われる…という不安から逃れられます。

この日から、天ちゃんのメインご飯はうさ団子にし、その周りにいつも通りの固形ペレットも置くようにしました。

天ちゃんは、うさ団子に食欲を刺激されたからか、この日からペレットを完食するようになりました。

まだチモシーは食べてくれないので、完全に鬱滞が治ったわけではありませんが、確実に症状は落ち着きつつありました。

食事内容
  • 朝の牧草:手付かず
  • 朝のペレット:手付かず
  • おやつ:チモシーの極み10本、その他サプリ等
  • 夜の牧草:手付かず
  • 夜のペレット:完食
  • うさ団子:6個
  • 水:00ml

発症6日目:3度目の通院

この日は再度通院の日でした。

先生の前で、ころんっとしたうんちをする天ちゃん。

言葉で言わずとも、天ちゃんのお腹の調子が戻りつつあることを教えてくれる、少し小ぶりな、でも立派なうんちでした。

強制給餌が難しかったこと、うさぎのしっぽでアドバイスを受けて強制給餌ではなくうさ団子に切り替えたことを伝えました!

先生は、今はとにかく食べることが大事!天ちゃんがうさ団子を食べたがってるなら、うさ団子を作ってあげて!

と言われました。

分かりました!と元気よく返事をし、この日は点滴だけで帰宅。

鬱滞になって初めて、通院時に注射をせずに帰宅できました!

おめめキラキラ、元気になってきた!

帰宅後もうさ団子をぺろりと平らげ、部屋でも元気に遊んでくれました。

飼い主、安心しまくり……。

食事内容
  • 朝の牧草:少量
  • 朝のペレット:完食
  • 夜の牧草:普段の半分程度食べる
  • 夜のペレット:完食
  • うさ団子:6個
  • 水:200ml

発症から3週間経過

そんなこんなで天ちゃんは少しずつ食欲が戻り、今では以前よりもチモシーを食べる量が増えるまでになりました!

最後の通院から1週間経過するまでは、食欲が再度落ちるのを防ぐため、毎日朝晩とうさ団子を与え続けました。

うさ団子をやめたタイミングは、天ちゃんが平常通りの量のチモシーを食べるようになったことで判断しました。

元気すぎて残像になる天ちゃん

もう二度と鬱滞で苦しまなければ良いな、というのが一番の願いですが、

またもし同じように苦しんだときは、初めからうさ団子という負担のかからない手段を選べるようになったので、それだけは怪我の功名かな?と思う飼い主なのでした。

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